昨日の記事「航空英語能力証明とは?」では、大まかな航空英語能力証明について説明したので、今日は第1関門、学科試験について説明します!
申請方法からコツまで、広く薄くお伝えするつもり。笑
申請方法は?
①鳳文書林(じゃなくてもいいけど、ここのネットショッピングが一番楽。)で必要書類セットを入手。(リンク先が学科必要セットです)
ちなみに実地試験申請セットと、実地試験受験時に必要な実地試験報告書、窓付き封筒も一緒に購入しましょう!!
大阪のOn Topさんでも売ってました。(事前に電話して確認してください。)
②申請書に必要事項を鉛筆で記入、収入印紙を郵便局などで買って(22600円)提出。(金額は最新のものを確認してね。)
どんな試験?
ATCの聞き取り試験です。
過去問はこちらから。9割取れるまでやりましょう。合格は7割です。
まず最初にATCの1分程度の会話が流れます。
その会話に対して質問が3つ書いてあり、答えをマークシートで記入する方式。
中身はほぼマルファンクションに対するものです。(他の機体が滑走路にいるだの、オイル漏れだの、何かが燃えているだの。)
対策法は?
これは英語能力とATC能力磨くのが一番手っ取り早いのですが、それでは元も子もないため・・・笑
いくつか対策法を書いておきます。
①まず基本的な航空用語をマスターする
英語って単語を知らないとまず歯が立ちませんよね?
航空英語も一緒で、関係する英単語自体知らないと歯が立ちません。
使う本としては
ATC入門VFR編

有名なものだとここらへんかも。これらがスラスラ言える様になるまで音読しましょう。
これらの本で
windshear、microburstなどの専門単語や、Fire vehicleなどの関連単語を覚えましょう。
まずはそれからだ。
②パターンを覚える。
このテスト、パターンがあります。
例えば・・・
①長いクリアランスを発出→パイロットが間違えてリードバック→さてどこを間違えたでしょう?
②機体がなにか壊れる(エンジンの温度が高いとか、煙が出てる)→DivertやReturn→エマージェンシー宣言する?しない?
③滑走路が閉鎖する(動物侵入や他機が滑走路上にいる)→Divertする?Holdする?→いつ滑走路がOpenする?
などなど。これらは、過去問を何度か解くことによってなんとなく予想がつくようになります。
ただ訓練生だと、ハイドロとオイルの違いとか、そもそもAPUって何とか、色々「英語以前の飛行機知識の疑問」が出てくるとは思います。笑
そういった「英語以前の飛行機の知識」に関しては、私やネット検索を駆使してその都度マスターしていきましょう。質問お待ちしています。笑
③解き方を覚える。
この試験、内容は運航している者にはすごく簡単なのですが、問題が「時間がかなり短い」こと。
最初の1分程度のATCが終わったらすぐに質問、そしてすぐ次の文に行ってしまいます。
そのため、できなくてもさっさと切り替えて次の問題に移らないと、遅れてしまいます。
コツはATCが始まる前に、3つの質問文を読んで、何に関するATCなのかを逆に推測してしまうこと。
ここで②の能力がいきてきます。
不思議と数を解いていくと、質問文を読むだけでなんとなーくATCがわかるようになってきます笑
①ATCが始まる前に質問文からATCを予測する
②ATCが流れている間に質問文から正解を選択して、どんどんマークシートを塗る
③質問が全部回答できたら、残りのATCは全部聞かずに次の質問文3つを読む→①へ
この流れが上手くできると、めちゃくちゃこの試験は楽になります。
そうなるまで過去問を繰り返しましょう。一度解いた過去問も、数カ月後にとき直すのもすごく効果的です。
終わったら
2週間ほどで通知が封筒できます。それまで英会話の練習をしましょう!笑
次は実地試験対策について書きます。
質問があったら、twitter(@bokura_sora)もしくはコメント欄で!
ではまた。
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