『Peachのやりくり』が6月14日までセールだ!




さて、今日は書評というかPeachについてあれこれ。

この本についてです。14日までkindle版だと980円と安くなるので、企業研究やLCCの研究に是非。

LCCの現状と今後

さて、日本のLCCと言えば

・Jetstar Japan
・Peach
・Vanilla Air
・春秋航空日本
・Air Asia Japan

の五社。(規模の大きさから順番に並べました。)

さらに中長距離路線として

・ZIP AIR TOKYO

が2020年に殴り込み。

それに対して、

Jetstar JapanはA321LRっていう、今持っているA320の長距離胴長版を導入して東南アジアまでカバー
・PeachとVanillaは経営統合(というよりPeachが吸収合併)
PeachもA321LRを入れて、東南アジアまで飛ばす

ってことで、中距離路線に関してもZIP、Jetstar、Peachが戦う形となりました。

ちなみにA321LRの後にA321XLR(extra long range)の制作が今年中に発表される模様。これはさらに長距離飛べる飛行機で、日本からオーストラリアやインドが余裕でカバーできる・・・恐るべし。

ZIPは目標としては太平洋渡ることなんですが、それに必要なETOPSを取るまで、中距離(バンコクとかね)で経験積まなくてはいけません。

戦国時代になってまいりましたな。

それに加えて、Airasia(Japan?)もA330neo入れて日本から西海岸飛ばすんじゃないの?っていう噂まで飛び交い、まあもうぐちゃぐちゃ。各社虎視眈々と狙っている。

来年の2020年が一つの大きなターニングポイントでしょう。

ってことを復習した上で。

収益性はPeachの一人勝ち

・売上高でいうとJetstarが一位。
・売上高二位は Peach
・営業利益額・率共にトップはPeach

ってことで、簡単にいうとPeachの一人勝ちな訳です。すごい。

ちなみにVanillaとPeachが統合すると、単純な売上高も利益額もPeachがトップに躍り出ます。

株主やったらPeachの株に投資しますね。

なんでPeachだけ儲かってるの?

ってことで、なんでPeachだけ儲かってるのよ?と気になったので、この本を読んでみました。

正式には14日発売ですが、先行発売として14日まで電子書籍版だと安く手に入ります。

 ぶっちゃけ知ってた内容

中身の取り組みとしては、ぶっちゃけ全部知ってた内容でした笑

例えば

・チェックイン機は段ボールでできている
・機内食に神戸牛
・空飛ぶ電車を目指している

などなど。

でもこれって、僕が航大時代に、Peachを受験する上で企業研究する上で調べていて知ったことなので、普通のお客様だと知らないことなんかなと。

その裏話を聞けたのはよかったかなと思います。(段ボールは前職での経験から社員が思いついたもの、とかね)

この会社のコンセプトは『おもろいことをやろう!』ってことですね。

おもろいことやれば、世間は勝手に注目してくれるし、報道も勝手にしてくれます。

得てして航空会社って規律・ルールでガチガチになってしまいがちですが、これぐらい楽しむ余裕があると働いている方も楽しいのかもね。

この本自体はかなり精神論が多い…ですが、まあPeachの会社研究やコンセプトを理解する上での助けにはなるでしょう。

ANAのPeach子会社化で思うこと

もともとPeachはANAの出資(社長ももともとANA)で出来た会社ですが、設立当初は比較的独立性を保っていました。

それを2017年には株式を買い上げて完全に傘下へ。

簡単にいうと、『試したらめちゃくちゃ儲かったから、利益をANAもらうわ。』ってことなんですが、ここら辺はANAが狡猾です。

ちなみにPeach社員のパイロットと友達ですが、『絶対にANAの傘下に入らない』と言っていた矢先に傘下に入ったそうです。笑

さて、ここで視点を変えて働いている身になって考えてみてください。

LCCということで、設立当初のPeachはパイロットといえど給料を低く抑えられており、しかも有期契約でした。(現在は給与水準がかなり改善されて、無期契約)

・きついのにアイデアを出して、乗り切ろうとした
・その結果会社はめちゃくちゃ儲かった
・ANAに買収され、ANAに利益がいってしまった

これぞ資本主義って感じですな。笑

基本、待遇は低い

ちなみにブチギレたパイロットたちが、飛行経験貯めてすぐに多数移籍(まあつまりいなくなったわけです)

その結果が2014年となって、2072便の減便となったわけです。先日Jetstarのパイロット不足について書きましたけど、Jetstarが70便減便と考えたら規模の大きさがわかるでしょう。

この減便を受けて、徐々に待遇が改善。市場一般的な水準程度にはなったわけですね。

ちなみにCAに関しては、いまだに待遇は低く抑えられたままです。

↑採用ページから引っ張ってきました。

時給1100円〜とのことですね。

額面で20万はどんなに頑張ってもいくかいかないぐらい?と僕は認識しています。(それでも月200時間勤務は、この仕事にしてはかなり多いです。)

ちなみに3年で専任に上がれないとクビって聞いたんですけど、本当ですかね?

…まあでもね、これを堂々と掲げているだけいいのかなと。

これを納得した上で入社したんでしょ?と。

PeachのCAさんを馬鹿にするつもりも、批判するつもりもありません。

が、これはつまり『CAをやってみたかった人が、パートとしてCAを試しにやってみたいなら、うちの会社どう?』って料金じゃないかなあと。(逆にこの給料で必死こいて働けとは言えないんじゃないの?と思います。)

その意味では、「今までCAをやってみたかったけどハードルたかそうだなあ…」っていう層を、パートとして取り込めたのはいいことかな?とは思います。(僕は働きませんが。)

『会社は社員のバリューを高める場』

これ、本から引用してきた言葉です。

つまり、うちの会社は社員のバリューを高めるための場ですよ。それで他社に移籍してもいいですよ〜ってことですね。

潔いですね。笑

ってことで、ここで修行しつつ能力を身につけたら他社に移行するのが正攻法かなと。それで足りなくなったら、パイロットみたいに待遇あげるしね。

重ねて言いますけど、別にPeachのCAさんを馬鹿にしているわけではないですからね。悪しからず。

まあでも、待遇の低さと利益率の高さが相関している会社は、株を持ってそこでは働かない方がええんちゃうかなとは僕は思うんです。会社としては面白そうだけどね。

良いところも、勿論たくさんあります。(この本をみる限り。)

そういうところはLCC限らず、真似していきたいですね。

ではまた。




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