なんで国際線のパイロットになりたいのよ?




「君はなんで、旅客機のパイロットになりたいの?」とタイトルが似ている今回の記事。

もちろん中身は別でございます笑(紛らわしくてごめんね)

「君はなんで、旅客機のパイロットになりたいの?」では、「なぜ輸送機やヘリ、農薬散布や航空局のパイロットではなくて旅客機のパイロットになりたいの?」って話でしたが、今回は

「君は何の旅客パイロットになりたいの?」って話でございます。

これからパイロットを目指す君はもちろん、これから就活を控える訓練生にも見てほしい内容です。

旅客機のパイロットといっても、いろいろな種類がある。

世間一般で言う「パイロット」って、まあ国際線パイロットだと思うんです。

彼らは長距離路線を飛んで、年の3分の1は海外で生活している。はためからみたら、派手ですよね。

実際に僕も友達から、「え、国際線いかないの?」とか言われます。(当分ねーしいきたくねーよw)

でもこの世の中には、色々な旅客パイロットがいます。

国際線だけではなく国内線専門のパイロット。離島路線専門のパイロット。はたまた九州や北海道に特化した航空会社に務めるパイロット。

むしろ国際線長距離だけっていうパイロットのほうが珍しい。

じゃあ、君はどんなパイロットになりたいの?

…って聞くと、だいたいが「ANAのパイロット!」とか「JALのパイロット!」とか返ってきます。

これって不思議です。

この答えをする人は、「ANAのパイロットになりたいのか」それとも「ANAの国際線のパイロットになりたいのか」、はたまた「航空会社はどこでもいいけど、給料や福利厚生が良いからANAのパイロットがいいのか」まったく考えていない人が多い。笑

というか、僕も考えたことなかったです。(離島専門の航空会社があるって最近知ったんじゃんw)

ANAにも国内線専門のパイロットはたくさんいるし、なんならANA Wingsって言う国内線専門の子会社もあるんだよ。笑

え、国際線のパイロットになりたいの?

「僕はANAの国際線パイロットになりたいんだ!」って君へ。

いや、素晴らしいと思います。

仕事で海外にいって、ゆっくりして返ってきてお金はたくさんもらえる。

「明日からパリに3泊だわ」とか僕も言ってみたいw

けど国際線を飛びたいなら、なんで国内線じゃなくて国際線のパイロットになりたいのか、ちゃんとした理由を考えないとね。

海外行きたいからじゃあ採用してもらえないよ笑

じゃあ国際線のパイロットってなにがいいのよ?

なにがいいのか、考えたことある?

①給料が高い(手当がさらにつくから)

②休みが多い(時差あって寝ないと死んじゃうから笑)

③海外に行ける

それぐらいしか考えられないんだけど。(え、十分だって?)笑

じゃあデメリットは?

①そもそも日本での休みが少ないから、お金を使えない。(奥様と子供がたくさん使いますw)

時差で身体がしんどい(海外でも時差のせいで、ほぼホテルから出ない人もいます。)

③放射線・宇宙線浴びまくりで体に悪いw

④海外での食生活があわなくて体調崩す人がいる。

⑤そもそも身体のリズムが一定じゃないので、日本にいても夜中に起きちゃったりする

とまあ、体に悪いことのオンパレード笑

しかも…

⑥着陸回数が少ない。

そもそも月5回の着陸を3人とかで割るので、FOは1回できれば良い方で下手すると月に0回

うん…

じゃあ国内線のパイロットは?

メリット

①夜に寝られる(夜に寝て朝起きる、人間的な生活っていいことだよ。笑)

②日本でご飯が食べられる。しかも地上でご飯が食べられる。(機内食3食とか絶対体壊しますって笑)

③日本で休みを取れる。(家族といられる時間がかなり増えます。)

着陸が何回でも出来る。

月に着陸70回とかですからね。それをキャプテンと割るので、20~30回は着陸をやらせてもらえます。

デメリット

①海外に行けない→休みをとって旅行で行けばいいじゃんw

②給料が低い→(実は税金引かれたあとの手取りはあまり変わらない…キャプテンとか40%ぐらい税金で引かれてるんじゃん笑)

③休みが少ない→(といっても月14日ぐらい実質休みですけどね笑)

パイロットの面白いのって、着陸じゃないの?

「あれ、意外と国内線も悪くないな?」ってなりません?

朝起きて夜に寝て、給料も休みもそこそこもらえてパイロットが出来る。

まあこれは、僕が国内線パイロットしかしてないから多分に思っているだけかもしれませんが笑

絶対にライフワークバランス取るんだったら、国内線パイロットだと思います。

でも国際線を経験しているキャプテンに話を聞いても、「絶対国内線の方がいい。(国際線は)身体に悪すぎる。」って言ってる方が多いんですよね。

あと

そもそもなんでパイロットになりたいのよ?

ってところになるんですけど、僕は「自由に空を飛んで、着陸したいから」パイロットになりました。

だから国際線の月1回しかLDG(着陸)できないことって、結構…って感じなんです。

そもそもパイロットの仕事の面白いところって、Approach(着陸に向けて降下するフェーズ)~Landing(着陸)のところであって、Cruise(上空で水平飛行しているフェーズ)は面白くないんです。眠いんです。笑

だからCruiseを10時間以上するとか考えられない。きつい。絶対眠い。

そういう意味じゃ、離島路線専門の会社とかって面白いですよね。

飛び上がったらすぐ着陸だし。笑

転職しようかな笑

これからの人生で、「どんなパイロットになりたい」のか考えよう

今回は僕が国内線パイロットなので、国内線のメリットについてだいぶバイアス(偏見)が入った記事になりました。

国際線には国際線の、僕の知らない楽しいところがあるんでしょう。

まあだから、ぜひ色々なパイロットに話を聞いて「これからどんなパイロットになりたいのか」よく考えてください。

僕はとうぶん、国内線パイロットでぬくぬくとすごします。(といっても結構ハードですけどねw)

ではまた。

p.sこれから千歳に3泊なんじゃんw(やっぱりここでパリとかロンドンとか言ってみたいw)




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