君はなんで、旅客機のパイロットになりたいの?




前回「パイロットに必要な能力ってなんだろう?」では、パイロットに必要な能力(の1部)を書きました。

今回は、そもそも君はなんでパイロットになりたいの?って話をしようと思います。

世間には色々なパイロットがある。

よく世間でパイロットって言うと、国際線の旅客機パイロットが想像されがちです。

しかし、そもそもパイロットとは「航空機に乗りこんでこれを操縦する人」のことを指します。

つまり、グライダー、ヘリコプターの操縦士もパイロットですし、そもそもお客さんを乗せてなくても良い。(自家用と言います。)

飛行機だとしても、貨物機のパイロットや空撮、農薬散布、測量など世間には色々なパイロットがいます。

他にも航空大学校の教官や、国土交通省航空局(CABと呼ばれています)のパイロットっていう道もありますね。

しかし、ここを見ているあなたはおそらく「旅客機のパイロット」を目指していると思います。(違っていたらごめんなさい笑)

じゃあ、そもそもなんで旅客機のパイロットになりたいの?

目的意識は大事。

「いや、そもそもパイロットってそんなに種類あるの?笑」って人が大半だと思います。僕も航空大学校に入学するまでは知りませんでした笑(僕がいかに航空知識がなかったかについては別の記事に書きます。)

ただね、目的意識って大事だと思うんです。

ただがむしゃらに「旅客機のパイロットになりたい!」と思うより、「ここがとても素晴らしいから、僕は旅客機のパイロットになりたい!」って思ったほうが、訓練にも勉強にもやる気が出ます。

就活で聞かれるよ。笑

しかもですね、就活でも聞かれるんです!これ笑

航空大学校の3次試験(面接)とかでも聞かれます。

例えば「君はパイロットになりたいと思っているんだけど、なんでなの?」

→「それって他のパイロット(測量や農薬散布)では出来ないの?」

「え、じゃあ貨物機のパイロットだったら君はやめるの?笑」

みたいなコンボかまされた時にアワアワしなくて済むように、旅客機のパイロットになりたい理由について少し整理しておきましょう。

言うても僕も、航大受験時にはパイロットに色々な種類がある事自体、知らなかったわけですが…笑

旅客機のパイロットの良いところってなんだろうね

以前「パイロットが思う、この仕事の利点(メリット)」ではパイロットの利点について書きましたが、これは「旅客機のパイロットの利点」ではありません。

じゃあ、旅客機のパイロットの利点ってなんなんでしょう?

これも正解はありません。みんなで考えることに意味があると思います。笑

ただ僕は、「色々な人が関わるスケールが大きい事業だからこそ、他者や社会をより幸せにできる」ことが、旅客機のパイロットの良いところなのかなと思います。

旅客機を1機飛ばすまでの工程って考えたことある?

僕はなかったです。笑

でもね、旅客機を1機飛ばすって大変なんです。

入社したあとわかりましたが、あくまで旅客機のパイロットって、会社全体の中でも「運航会社(飛行機を実際に飛ばす会社)」の中の1つの部署でしかないんです。

お客様を集めるために営業や企画がいて、さらにHPを作る部署がいて、貨物のスペースを売る部署があって、電話応対してくれる部門もあって、やっとお客様はチケットを買ってくれます。

お客様が空港に来た後もグラウンドスタッフ(GS)が応対してくれて、グランドハンドリングが貨物の積載やPBB(搭乗橋=飛行機に乗り込む際につかう橋)を動かしてくれて、整備士が飛行機を万全に保ってくれて、そこでやっとパイロットの出番が来るわけです。

飛んでいる時も客室のことは客室乗務員(CA)が対応してくれ、常にフライトは地上から監視されています。何か困ったことがあれば、地上の管制室に頼ることになります。

こんな感じで、飛行機を飛ばすまでの工程には沢山の人が関わっています。

だからこそ、旅客機のパイロットは沢山の人を効率的にお送りすることができ、沢山の人が笑顔になって帰ってくれるのです。

まとめ、君はなんで旅客機のパイロットになりたいの?

まあまずは、航空業界について知ることがいいかもしれません。

それでもって「別に旅客機のパイロットじゃなくていいや!笑」ってなったら、それはそれで1つの生き方だと思います。

ちなみに日本で1番給料の良い航空会社は、NCA(貨物専用航空会社)です笑

勉強の合間にでも考えてみてください。

ではまた。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です